初めてスロットを打つ人・打ってしまった人へのアドバイス
2012年4月、
僕は人生で初めてスロットを打った。
大学2年生になってすぐのことだった。
単なる気まぐれだが、
6年以上の年月が過ぎているが、スロットを打った感想や、当時の心境を今になって書いて残しておこうと思う。
もしあなたが人生で初めてスロットを打とうと考えていたり、
すでにスロットに手を染めてしまったのであれば、
多少なりとも僕の経験談も参考になると思う。
僕は大学生のころに、2年半ほどスロットにのめり込んでいたが、
その間に500万円ほどスロットで勝つことができた。
トータル年月を換算すれば6年以上の経験値があるだろうか。
ちなみに、この記事では、スロットでの勝ち方を教えるつもりはない。
ただ、もしあなたがこれからスロットの世界に入り込もうとしている素人だったり、
スロットを始めて間もない初心者だったり、
スロットに関して全く知識を持っていない未熟者なのであれば、
6年近くの時間を費やしている僕の経験談も多少なりとも参考になる部分があると思う、というのが僕の意見だ。
だから、まあ参考程度に読んでみてくれればいいかな、と思う。
いわば、僕からのあなたへのスロット界のちょっとしたアドバイスだ。
少しでもあなたに役に立てたり、参考になることがあったのであれば、僕も嬉しく思う。
人生初のスロットはモンハン
僕が人生で初めて打ったスロット台はモンスターハンターだ。
中学生時代にPSPのモンハンを数百時間やりこんでいただけに、
僕はモンハンの大ファンだった。
友人から「モンハンの新台出たから打とうぜ」と誘われたのが、
スロット界に飛び込むことになったきっかけだ。
もちろん、友人からの誘い文句が、
「北斗の拳の新台出たから打とうぜ」だったら絶対に断っていた。
僕はギャンブルには全然興味がない性格だった。
家族や親せきにパチンコを打つ人なんて一人もいない。
そういう家庭環境で育った。
パチンコやスロット、競馬のようなギャンブルをやってもいいことは何もない。
運良く勝てたとしても長期的に考えれば負けるものだ。
僕は冷静に物事を考える性格だった。
でも、モンハンという言葉が僕を錯乱させた。
「モンハンの台だったらちょっとくらい打ってみてもいいかな」
「負けても遊び代と思えばいいし、運が良ければお金も増える」
そう正当化して、スロットを打つことを肯定する思考へと走ってしまった。
いざ人生初のスロット体験
意外にも僕はワクワクした気分で人生初のスロットを迎えていた。
ヤクザや性格の悪い奴らばっかりがスロットを打ってるんじゃないか、という恐怖のイメージよりも、
未知なる世界を体験することへのワクワク感の方が上回った。
財布に1万円だけ入れてパチ屋に乗り込んだ。
最悪でも1万円負け、運が良ければ10万円以上に増える。
やってやるぜー!
僕の心が高鳴った。
とはいうものの、いざパチンコ店に到着しても、
一人でモンハンを打ち出す勇気はなかった。
無理もない。
空いている台なら自由に座っていいことも、
スマホやタバコが置かれている台は別の誰かが確保しているから打ってはいけないことも、
右リールから止めればペナルティが起きるという初歩的なルールすらも知らない、完全なスロット初心者なのだから。
気分は高鳴りつつも、僕はあたふたしながら店内をほっつき歩いて冷静を装った。
友人と待ち合わせしていたから、
友人の到着をまだかまだかと待った。
10分ほどして、ようやく友人が到着したから、
やっとモンハンを打つことになった。
負けてしまった。。。そして僕は・・・
いざ、モンハンを打った。
しかし結果は悲惨なものだった。
僕が打っていた台のハンターはモンスターにボコボコにされた。
まるでのび太がジャイアンにギタギタにされるかのようだった。
1時間も経たないうちに、瞬く間に1万円を吸い取られた。
面白い場面は何一つなかった。
あれ、もう終わり?俺まだ何も楽しんでないけど。。。
入れたお金はもう返ってこないの?
炎のように燃え上がっていた僕の意気込みはいつの間にか消沈していた。
「負けた」という3文字が脳裏に浮かんだ。
その日は1万円負けたことを認めて、友人を置いて先に帰宅した。
たかだか1万円、されど1万円。
でも、僕にとっては、
時給900円のバイトで10時間以上一生懸命働いて稼ぐお金だ。
1日を費やしてようやく手にできる1万円が、
たった1時間ほどで、レバーを叩きボタンを押すだけのスロットマシンに奪われた。
そう思うと居ても立ってもいられなかった。
絶対に取り返してやる!
パチ屋に取られたお金はパチ屋から取り返さないと、僕の感情は沈まない。
完全に冷静さを欠いていた。
そう、これがパチンコやスロット、競馬といったギャンブルの恐ろしいところだ。
冷静に考えれば、
1万円負けたお金はバイトや仕事で働いて1万円稼いで、今後は一生ギャンブルをしないと誓う。
それで万事OKなのだ。
負けた1万円は遊び代だと思えばいい。
もしかしたらお金が増えるかもしれないというワクワク感、
ハンターがモンスターを倒すかどうか固唾を飲める緊張感を味わえるのはスロットならではの楽しみだ。
パチスロ業界がエンターテイメントと言われるがゆえんだ。
消費者がお金を払って、楽しませてもらう。
ただそれだけの話なのだ。
ディズニーランドに入場料を払って楽しむのと同じ理屈だ。
バカでもわかる。
にもかかわらず、負けてしまうと脳が錯乱するのだ。
僕があなたにアドバイスできること
はたから見れば本当にバカなやつだよ。
僕は負けた1万円を取り返すために、
その日以降ずっとパチ屋に通い続けた。
大学生だったから、さすがに授業はサボらなかったが、
放課後はずっとパチ屋に通い続け、財布のお金が無くなればATMに直行した。
貯金の残高を見て、あとどれくらいスロットに資金をつぎ込んでいいのかもしっかりと計算した。
結局その1ヶ月間で8万円を失った。
その月のバイトの給料が全部パーだった。
バカだよ。貯金残高の計算なんかに頭を使って。
スロットなんかやめて真面目に働いて稼げばいいだけのことだ。
一度負けたんだからムキにならずに諦めればいいだけの話だ。
でも、
スロットで負けたお金はスロットで取り返さないと気が済まないのが人情なのだ。
スロットで負けた時に、冷静に「よしスロット辞めよう」と判断できる人間はいないと思う。
その判断力を身に付けるには、相当の訓練を要する。
僕があなたにアドバイスしたいことは、次の3つだ。
当然のことだと思うが、今一度言わせてもらう。
①スロットに手を染めないこと。
まだ人生で一度もスロットを打ったことがないなら、そのままスロットを打たない人生を送り続ける方がいいだろう。
一度スロットを打ってしまうと、必ず二度目がやって来る。
勝っても負けても二度目はやって来る。
そして大半の人間は、何年間もパチスロに時間を奪われ、その挙句にお金も吸い取られる。
勝ち逃げできるのはほんの一握りだけの人間だ。
②どうしてもスロットを打ちたいなら、二度目が訪れることを覚悟し、お金のリターンを決して求めないこと。
上述したが、一度スロットを打ってしまえば、確実に二度目がやってくる。
二度目はかなり近い日にやって来る。
次の日か、その次の日くらいに訪れるだろう。
それに加えて、
「あわよくば勝てるかも、お金が増えるかも」と期待を寄せないことも大切だ。
そもそもはこの期待があるからこそ、負けた時にガッカリするのだ。
ディズニーランドに遊びに行くことと同じような気持ちでパチ屋に向かう心意気が大切だ。
パチ屋に向かう前に、
パチ屋に行くか、ディズニーランドに行くかどっちがいいか?
を自問しよう。
この自問に「パチ屋」が答えになるなら、
パチ屋に向かえばいい。
お金を消費して、楽しませてもらうだけだ。
決してお金のリターンを求めてはいけない。
③それでもスロットを打ちたいなら、しっかりとスロットの知識を身に付けること
スロットを始めて6年ほどが経ち、その経験を得てして言えることは、
「スロットは情報戦である」ということだ。
つまり、情報を持っている経験者が勝ち、何も知らない初心者たちが負ける仕組みなのだ。
世のスロプロたちがスロットで勝つときの典型的なパターンは、
初心者たちやジイさんバアさんのような全く知識を持たない人たちが残していった激熱台を食い荒らすことだ。
そう、激熱台を残していった初心者やジイさんバアさんたちは、
自分自身が打っている台が、もうすぐ当たるという激熱台だと気付かずに手放しているのだ。
僕を含むスロプロたちの格好の餌食になるわけだ。
負けてしまう人たちの共通する問題点は「スロットの知識がないこと」なのだ。
スロットを始めた当初の僕は、圧倒的にスロットの知識が不足していた。
だから、たった1ヶ月で8万円もの大金を失ってしまったのだ。
よくよく考えれば、我流で立ち回ったところで、勝てるわけがないのだ。
初心者の自分なんて、スロット歴0年の人間だ。
そんな人間の考えなんて当てになるはずがないじゃないか。
人生で一度もスロットを打ったことがない友人のアドバイスになんて従わないよな。
無視するよな、そんな奴のアドバイスなんて。
でも、なぜか全く同じ、人生で一度もスロットを打ったことがない自分の考えには無視せずに、我流で行動を起こしていた。
本当に僕はバカだったよ。
だから、僕があなたに一番強くアドバイスしたいことは、
我流で立ち回らないことだ。
あなた自身の考えは参考にしてはいけない。
なぜならあなたはスロット初心者のはずだからだ。
あなた自身の考えなんて当てにしてはいけない。
歌が上手くなりたいなら実績のある名歌手から教わりたいだろう。
カラオケで35点しか取れないような音痴の人間のアドバイスになんて聞く耳も持たないはずだ。
あなたは今スロットに関しては、
カラオケで35点しか取れないレベルの音痴人間だということを知っておかないといけない。
そんな素っ裸同然のレベルで、パチ屋に乗り込んでも過去の僕のようにボコボコに負けるだろう。
のび太が道具を持たずにジャイアンに挑んでも勝てるわけがない。
あなたにはドラえもんが必要だ。
ドラえもんとは、スロットの知識が網羅された情報のことだ。
もし、あなたがスロットを打ちたいなら、
まずはスロットに詳しくなることだ。
スロットの知識を身に付けてから、パチ屋に乗り込んでほしいと思う。
【スロット完全攻略マニュアル】を作成しているので、参考になると思う。
スロットの情報を多数詰め込んでいるし、勝つのに特化した立ち回り方法にも触れている。
ほんのちょっと見るだけでも、のび太からスネ夫レベルには一瞬で進化できると思う。
少し時間を取ってガッツリ見れば、出木杉くんレベルにもなれるはずだ。
ぜひ確認しておくことをおススメする。
以上、だいぶ長くなってしまったが、
僕からの初めてスロットを打つ人・打ってしまった人へのアドバイスだ。
多少なりともあなたにとって参考になったのであれば幸いです。
スロットを打つからにはぜひその時間を有意義なものにしてほしいと思う。
くれぐれもパチスロなどのギャンブルには気を付けてほしい。
PS.
この記事の続編として、
たとえスロットに手を出してしまったとしても、しっかりと真っ当な人生を送り続けるために大切だと思うことを書いてみた。
僕にスロットのノウハウを教えてくれた先輩との出会いにも触れている。
次の記事も参考になると思うので、ぜひ読んでみてほしい。